カテゴリー: 月と太陽の傾き

好きだったこと。

やっぱり人とワイワイするのが好きなんだな。

ザグレブという街では家々の門が固く閉ざされている。碁盤の目の大通りに古いアパートが立ち並ぶ作りもそうだし、家になかなか他人を入れないヨーロッパ文化がしっかりとそこにある。だけどエルサレムはその正反対、小径が走り、家々の門はいつも外に向けて開いていた。

わたしのエルサレムの家は、いつもオープンハウスだった。階段通りを少し左手に入った小さな静かな公園の前だった。友人たちやそのまた友人たちがいつも出入りして、家にいるときに鍵なんかかけなかった。いや、鍵といわずもドアがいつも開けっ放しで、金曜の夜なんかごはん食べたり夜中の2時3時までみんなでワイワイ、ユダヤ教の話をしたり恋のはなしになったり、boys&girls、いつも家には誰かがいたなあ。その中には初対面の人物もなん人かいたりもしたのもおもしろくて。あれはほんとうに楽しかった。なんていうか、まさに青春っていうかね。ふらっと立ち寄る場所、家がそのまま研究室&カフェみたいな。

今、ザグレブでもなくエルサレムでもない中立的な街にこうしていると、そんなワイワイさが無性に懐かしくなって、あの頃の輝きで胸がいっぱいになる。またあんなふうにしてみたいな。

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好きだったこと。” への3件のフィードバック

  1. 家の中なのに路地の賑わい? 誰彼無しに入ってきて、お茶を飲んで会話に混じり。ええなぁ〜 会話の平均年齢を上げたいときは言ってくださいね。

  2. いいなぁ。
    みんなで、わいわいって、
    いつも、私は、大勢の中にいても、
    私の話題なのに、私だけ、外れてしまう。
    あだ名だから、私で無いかもしれないけど、
    何だか、世間知らずで、コツンってなるので、
    みんなで、わいわいって、うらやましいです。
    勇気が無くて、
    それにしても、
    いいなぁ。

  3. ロストラゲッジ読みました。感傷的で陽気で、少し陰鬱で、すごく印象深い。
    自分も物書き目指してるけど、自信なくすなあ。
    1週間の印象で言うのもおこがましいけど、ユダヤ人は概ね親切で、アラブ人は印象わるかった。嘆きの壁はルール守れば見学OK、アルアクサモスクはムスリム以外ダメ、ってのもその一環じゃない?
    エルサレム、あんな濃い街、ないよね。バンコクも、ベルリンもソウルもかなわない。
    テルアビブのケトン。グラーシュが美味くて。なんで七味おいてないの?ってぐらいモツ煮込み+ビーフシチュー。ライスにしみてウマー。
    ラオスおすすめ。昭和30年代の日本だよ。

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