カテゴリー: 月と太陽の傾き

市民のための文化的イベントはどんどん行いましょう

なんだかテンションが下がっちゃったので、ここでお口直しでも(笑)。

夜の10時も過ぎていつもなら暗い寒いザグレブの中心街。先週の金曜の夜はまるで日本の大晦日の晩のように子供連れの家族やカップル、学生たちがザグレブの中心街をわんさかわんさか。

「Museum Night(訳して、美術館・無料拝観の夕べ・笑)」だったんでございますね。

このMuseum Night、クロアチア全国で40ほどのギャラリーと100ほどの美術館や博物館がその夜に限り入場無料となるイベント。その日の午後に夜一緒に行かないかと、ザグレブッ子のNちゃんに誘われてたんだけれど、あ、当然パスパス。行かないよ〜とつれない返事(笑)。

だって、どの美術館の入口も長打の列だろうし。
だって、ヒトが多すぎるもん、だし。
この季節、外で並ぶなんて寒いやん、だし・・・。

去年のいつだったかにレンブラントが来ていた時も、無料拝観の夕べを儲けてくれたザグレブ。が、もうその夜は長蛇の列で、横断歩道を越しに速攻、断念。が、今回もNちゃんには断ったものの、ちょうど帰宅時間が夜の10時半近くだったので、ぐるり、HNK(国立劇場)の横を回り道。HNK前の広場にはRadio 101の、ノリノリのDJ。Radio 101はなかなか選曲センス良きラジオ局。そしてその周辺ではカラフルにライトアップされた数軒の美術館。いいね〜。ちょっとわくわくするね〜。

冬の夜は閑散としているピザ屋すらも行列で、ちょっとお祭りの夜みたいで。これであちこちに出店が出てたらもっと盛り上がるのにね〜(無茶を言うな無茶を・笑)。若者に混ざって毛皮のロングコート、コサックのような毛皮の帽子、そんな年配の淑女のみなさまの姿も。

ザグレブで初めて冬を迎えた時は「えっ?!いまどき毛皮???本物の???」と驚いたけど、いやー、零下の続くザグレブの凍てつく冬、ファッションというよりも、必需なんだねー。

自宅に戻ってしばらくすると、時計は夜11時。ババーン、花火があがって、真冬のたーまやー。

こういう文化的イベントはとてもよろしいかと、仮にも一国の首都であるザグレブには似合うイベントだよなあと、うんうん、ひとり勝手にほほえみながら頷く異邦人でございます。

(えーっと、そんなステキな夜なのに、写真、ありません。わははっ!許して。カメラ持ってなかったんだってば、その日は。)

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カテゴリー: 不思議のクロアチア

古着屋がほとんどタブーに近い訳

この街にはほとんど古着屋だとか中古屋だとか、そういった手の店がない。

中心街にあるユダヤコミュニティのそばのビル地下に、まるで質屋かのようにこっそりとあった1軒の古着屋も予想どおり今はスポーツ用品店だったかのサインが出ている。

若者の多くに、古着をかっこよく着こなしてやるゼ!ってなセンスはない。それどころか、古着=貧乏。古着やへ行く=貧乏を認めたことになる。恥ずかしい。かっこわるい。人が袖を通したものなんて最悪。中古の車?むっちゃ恥ずかしい。借金地獄に陥っても、言えでボロを着てても、新車でございますのおほほのほ。

うー。疲れませんか〜?そういうのって。もっとさらりと生きていけたら楽だぞー。

そう思うのは言えるのは、物が溢れ返る大消費社会からやって来た異邦人の浮ついた見解?それともずっと本当に本当にお金がなくてもう古着しか買えない状況だったら、古着ってカッチョイイゼー!なんてのんきなこと言ってられないか。が、それにしても、この見栄っ張り文化とひと言で片付けていいのか悪いのかわからない、脈々と若者に受け継がれている、わたしからしたら「いらないっしょ?そんなじゃまなもの」なザグレブ気質は思ったよりも根が深い・・・。おかげで広がらないんだよなあ、いろんなことが。

そしてこの話しは、お手頃価格の安食堂が、例えばファーストフード的なアジア料理の店がなぜこの街では生き残れないかに続くのであった。つづく・・・。が。うーん、・・・なんかやだな、こういうマイナス思考的な題材って。書くとあまりにも現実味を帯びちゃうし。楽しくないし。(だったら書かなきゃいいんだってばヨ。笑)

カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録

いわしのレモン煮(クロアチア・レシピ)

材料:
新鮮ないわし 250g
レモン 2ヶ半
オリーブオイル ティースプーン1杯
ミントの葉

作り方:
かるく塩をふったいわしを重ねるようにして鍋(フライパンでもオッケー)にいれ、
搾ったレモンをいわしがヒタヒタになるぐらいまで加える。
ふたをしてさっと火が通るくらい、中火で煮る。
煮えたらオリーブオイルをかけ、ミントの葉を散らしてできあがり。
(追記:トータル調理時間5分ぐらいかな〜?)

※注1:いわしを3枚におろしてしまうと
できあがりの見た目がちょいぐちゃぐちゃ。
そのまま丸ごとのほうが盛りつけはキレイにできまっせ。

※注2:日本のレモンはこっちやイスラエル産のものよりも酸味が強いので
ちょっこと、ほんのちょっとよ、水で薄めるのもありかも。

で、お味。
うーん、美味いっ!
さっぱり。
思ったよりも酸っぱさが気にならない。
梅干し煮もいいけどこっちもグー。
冷蔵庫で冷やして食べてもこれまたグー。
ポテトサラダやブリトヴァ(チャード)の茹でたのとで
簡単、クロアチア風な食卓のできあがり。

で、ごはんのおかずになるかと言われると・・・
どうでしょ?(笑)
お醤油をちらりたらすといけるかも。

カテゴリー: 混沌の文化

誰もいないねドゥブロヴニク

一月のドゥブロヴニク。
所用でちょっとびゅーんっと飛んで一泊。

さすがにほんまに、
ヒトッコヒトリいてない宵の口の旧市街。

夏。
ご機嫌な旅行者たちで溢れ返るストラドゥン通り*と裏路地。
絶えず笑い声が響いてくる今や外国人たちの手に渡った、
この旧市街の多くの家屋。
みやげ屋も世界中からの観光客でここ掘れわんわん、
小判ざっくざく、シーズン中だけの殿様商売で、
目玉が飛び出るほどの店舗の家賃もなんのその。
旅行者用のレストランにカフェにみやげ屋に、
ちょっとしたソベ*をすればあっという間に懐潤う。

冬。
放置された映画のセットのようにしーんと、
誰も訪れるものもない。
レストランもカフェもみやげ屋のシャッターも、
家々の雨戸も下りたまま。
人のいない街。

もはやここも
日常生活を営むには非現実的すぎる街となってしまったのかな。

観光ブームって、オソロシイ・・・。
それに惑わされ踊らせれないようにって、
地に足をつけて生きるのって、ムズカシイね。

最近読んだ一冊、梅棹忠夫・著「京都の精神」。
京都人としての誇りある著者が
現代において京都という街はどう発展して行くべきなのかを説いているのだけど、
これがなかなかおもしろかった。
読みながら、
ザグレブやスプリット、ドゥブロヴニクのクロアチア三都物語、
今後、どのように現代の都市として発展させるかを
今から真剣に考慮していかないといけないのではと。

今年から新しい大統領になったことだし、
以前のようなマフィア繋がり的な泥臭いことはもう時代遅れ。
クラシック作曲家でもあり知識人であるヨシポヴィッチ大統領に
これからのクロアチアを期待したい。

うーん、なんか話しがずれちゃったような、
へんなオチ。(笑)

(*ストラドゥン通り=地元ではこう呼ばれているが、
日本のガイドブックではプラツァ通りとなっている旧市街のメインストリート。
*ソベ=個人宅の一室を旅行者に間貸しする民宿業のようなもの。)

カテゴリー: 不思議のクロアチア

コンスピラシー

クロアチア人はウソや陰謀で逃れようとする。
イスラエル人(ユダヤ系)は相手を攻撃することで自己防衛する。

クロアチア人は弱さからウソつく。
イスラエル人は陰謀を信じない。直球で勝負する。

なんていう、クロアチア人とイスラエル人のちがいについて、某イスラエル機関のお偉いさん(在ザグレブ)と会話をしたのだが、これがおもしろかった。

例えば、そのお偉いさんに雇われているお手伝いさん。その日は午後2時までという約束だったのだが、彼(お偉いさん)に断りもなくその時間よりも早くあがってしまった。それに気がついたお偉いさんは、後日係のものを通してそのお手伝いさんに理由を問いただせたところ、お手伝いさんはお偉いさんが早くあがっていいと言ったから、と言った。

お手伝いさんは、係のものがお偉いさんにそれを確認しないと確信していたから、そういうウソをついた。自分のせいではなく、お偉いさんに責任転嫁する。イスラエル人の場合、あまりそういう展開がない。もうその日はイヤだったからとか、全部することを終えたからとか、理屈とも屁理屈ともどちらにも転がりそうな理由を、でも率直に言う。そこに他者を巻き込むことはしない。

ま、一例ですが。他のケースだって、もちろんありますが。
でも妙に的を得てるんだよなあ。

ニホン人はどうでしょうね。一昔前ならごめんなさい、謝って丸くおさめる、かな?それともそもそも勝手に帰ったりしないか。・・・でも今は・・・?

カテゴリー: 月と太陽の傾き

ハワイアンレッスン第6章

葉っぱの坑夫で連載中のハワイアンレッスン第6章の更新です。主人公の晶が少しだけ、一歩、前へと抜けました。そしてわたしはというと、偶然、去年の暮れにスティーヴンに何年かぶりに再会し、言葉を交わし、またロランとは2年半ぶりででもまるで昨日も会った友達のようにお茶を飲みました。そしてその後しばらくしてザグレブの自宅に、これまた何年かぶりにJJから大陸の裏側から一通のメールが届きました。あれから14年という月日がすぎて、そしてまた4人が今ほんの少し、クロスした。その思わず舞い込んだ古くて新しい風をふしぎに感じているわたしです。(*ロラン、スティーヴン、JJ、そして晶など、モデルとなる人たちがこの地球上のどこかにいますが、これらの名前は物語の中でのものであり、実名ではありません)

以下、葉っぱの坑夫のエディター、だいこくさんのレビューです。

■Based on a True Story 「ハワイアンレッスン」(日本語)
テキスト:大桑千花
切り絵:川瀬知代
デザイン:Yoshimean.T
————————————————————–
http://happano.org/hawaiian_lesson/index.html

第6章
6-1 インターミッション
6-2 虹
6-3 ビッグウェイヴ
6-4 テレフォン
6-5 雨のシアトル

「ハワイアンレッスン」にはたくさんの地名が出てきます。それは主人公たちが
話の展開の中で移動していくから。今回はノース・ショア、シカゴ、シアトル。
スティーブンとシンディをシカゴに見送った残りの三人は、しばらくオアフ島の
ノース・ショアで充電期間をもちます。シカゴとの連絡を保ちつつ、次の活動に
備えて、少しインターミッションをとるというのです。世界的なサーフィン大会
が行なわれるノース・ショア、壁のように高くパワフルで荒々しい波が打ち寄せ
るビーチで、地元の人々ののんびりした暮らしぶりやビーチドッグと触れ合いな
がらも、この世の現実、楽しみや希望や未来と隔絶したかのような三人。その後
シアトルに移動した三人は、そこでスティーブンからの連絡を待ちます。この物
語の中では、事態の進展と人の移動が常についてまわります。土地土地での新し
い人々との出会い、風景や気候の圧倒的な変化。抱えている問題を背負いつつ、
大きく移動を繰り返すこと。抱えたままじっと壁の内側で耐え続けるのではない
生き方が何をもたらすのか、この先を期待したい気持ちです。川瀬知代さんの明
るくヴィヴィッドな切り絵とともにお楽しみください。

カテゴリー: くーし&たんたん

本日のくーし

世話人(わたし)に遊んでもらえず、大あくび、失礼いたしました。(笑)

あ〜、やっぱり新しいカメラとレンズ、買えばよかった〜・・・。
悩んだんですけどね、けっこう。
今(日本で)買っておくべきか否か。
でもザグレブ、写真撮ってもおもしろくないし、
今のでもまだいけるし、お金ないし、ま、いっか、
とザグレブ・シンドローム(=物事を先送り先送りする、甚だやる気がない、どっぷり否定的・悲観的)。

あ〜あ〜。