カテゴリー: 勝手にレコメンデーション

柚子小町

なんていうか、とっても平々凡々な、ゆるやかな日々。

家から近江町まで歩いていけるぐらい左足の捻挫もよくなって、
坂道や階段を降りるのはまだちょっと辛いが、
平坦な道であればさほど問題なく歩けるようになった。

近江町の小さなお店で見つけた、
竹久夢二のラベルが雪の金沢らしい「柚子小町」。
金沢の郊外、
湯涌温泉の天然水を使用した、

硫黄風味のソーダ。

なんてはずはないが、
少女の、なにもかもがキラキラしてたころの、
そんな懐かしさがこみ上げる水色の、
口いっぱいに柚子が広がるソーダ水。

藩政時代には藩主の湯浴び場として、
竹久夢二が笠井彦乃と至福の日々を過ごしたという、
開湯1300年の湯涌。
父方の祖母がよく日帰りでも泊まりでも行っていたっけ。

柚子街道も竹久夢二館
ここ数年にできたもの。
がんばれ、湯涌。

カテゴリー: ユダヤ雑学, 勝手にレコメンデーション

『レ・ミゼラブル 輝く光の中で』(1995年製作 仏)

12月4日にBSで観た映画。ひとこと、名作。これほどにも見応えがあり、かつ美しい作品があまりにも人知れずひっそりと、存在している。


(追記:歌 – LA CHANSON DES MISERABLES by Patricia Kaas)

『男と女』など数多くの作品を生み出しているクロード・ルルシュ監督、『気狂いピエロ』などフランスの名優ジャン・ポール・ベルモンド。

善と悪、なんていうと仰々しく他人事。それならば正と負でもいい。人はみんなその正と負を自分のなかに持つ。正常な人間には正だけもいなければ負だけの者もいない。自分の中の正と負と社会のそれと、みんなその合間を行ったり来たり、流されては流されてはならぬと模索しながら生きていく。今も昔も人間の本質にあるものは変わらない。

人の世の悲しさ、切なさ、欲望、失望、希望、未来、絆、が凝縮された174分。赤い腕章のドイツ軍将校の、息を飲むほどに鋭いピアノ(おそらくワーグナー)の旋律は彼らのあの歪みきった世界での揺るぎなき正。天使のように清い少女たちの奏でるピアノは夢と愛と希望の光、救い。1940年代のフランスでナチの手から逃れようとする裕福なユダヤ人一家とそこに関わる人々と、ヴィクトル・ユゴーのあの『レ・ミゼラブル』が交差する。逃走するユダヤ人一家を助けたジャン・バルジャンも、そして彼に絡む刑事もまた常に自らと社会の正と負の狭間を揺れ動く。刑事の自殺は彼自身の中の正が勝ったから?それとも負?逃亡中に騙され待ち伏せされナチの一斉射撃に倒れる社会的に負とされたユダヤ人たち。その銃撃を逃げ延びたユダヤ人一家の主人を助けた心やさしき農夫とその妻は、やがて人間の誰しもの中でわき起こる煩悩に翻弄され、それまで彼らが保っていた正は影を潜め、変わりに恐ろしいまでの欲という万人に潜む負に包み込まれ、ついには悲しき崩壊を迎える。

クロアチアのホロコーストに触れて以来わたしの中でテーマになっている「誰もがなりえる加害者への道」そうなること、ならないこと、そんなことなども改めてこの映像を通して考えさせられた。テーマがホロコーストだけに留まらないこの映画はこれまで観た映画の中でも群を抜いている作品にも関わらず、残念ながら日本ではDVDにもならず購入もレンタルも不可能(ビデオはあるみたいですが)。どなたかDVD録画、されませんでした?(笑。うちのはなぜか再生オンリー・・・)

(ちなみに本日のプチ雑学:監督ルルシュと逃げ延びたユダヤ人男を演じたミシェル・ブジュナーは共に実生活でユダヤ人。映画のシーンでは、逃亡しようと地下の倉庫に集まったユダヤ人たちの男性たちが一団となり壁に向かって祈りを捧げるところがあるが、ユダヤ人男性は毎日祈りを捧げることが義務づけられており、祈りを捧げる時はかつてユダヤの神殿があったエルサレムの方向に立って行う。まだ日暮れ前らしいので時間的にみてあのシーンはミンハ(午後)の祈りでしょうか。)

カテゴリー: ユダヤ雑学

ユダヤ映画アンケートの結果

先月の11月初めに行ったユダヤ映画のアンケートの結果をまとめてみました。

■ユダヤ映画に興味はある?
1:とてもある 46%
2:まあまあある 22%
3:特にない 22%
4:少しある 8%
5:まったくない 2%

■ユダヤ映画が上映されたら観に行く?
1:とても行きたい 39%
2:映画によっては行くかもしれない 28%
3:そもそも「ユダヤ映画」がどんなものなのかわからないから答えられない 12%
4:まあまあ行きたい 11%
5:暇があれば行ってもいい 11%

■映画と合わせてイベントがあるならどんなもの?
1:ユダヤの伝統的な食卓が味わえる 26%
2:ゲストによるユダヤ文化についての講演 21%
3:ユダヤ音楽のライブ 18%
4:生・正統派ユダヤ人に会える触れる話せる(笑) 17%
5:ユダヤの伝統的な工芸品の販売 12%
6:ゲストによるトークショー 6%
7:その他 1%

ユダヤをテーマに扱った映画に興味がある方が思ったよりも多かったので、うれしい驚きでした。今回参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。このようなアンケートをまたさせていただくこともあるとおもいます。みなさま、ぜひぜひご協力お願いいたします。