カテゴリー: ユダヤの食卓

ファラフェル考

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茹でたひよこ豆をミンチ状に砕いて、ハーブ類を混ぜ合わせて揚げる。レバノン、イスラエル、ヨルダン。中東でよく食されるファラフェル。久しぶりに作ってみた。

うーむ、風味がない。

なぜならば、やはり水煮の缶詰はダメなのよ、ってことね。しかも邪道にも小麦粉なんぞ入れないと揚げてもパーッと天かす状態。小麦を入れると味も舌触りも歯触りも別物。こんなんファラフェルちゃうー!

清く正しいファラフェルとは、ひよこ豆は乾燥したのを一晩水につけてからガーッとミキサーかなんかでちょっと粒が残るくらいに挽く。それに水を加えながら、クズバラ、あ、コリアンダー、あ、香菜?パクチー?(笑)やパセリ、クミンなどがんがんにエキゾチックな香りのハーブやスパイスを混ぜ、良いお塩をパパッ、手のひらを水か油で濡らして、それをお団子にして、カリッと高温で揚げる!エルサレムのうちの近所にあるShalom Falafelみたいにちょっとチリペッパーを入れてピリ辛にしてもよし!サラダとタヒニソースと一緒にピタに挟んで、できあがり。そして何よりも、雲一つないカラッと晴れた青空の下、公園のベンチなんかで、人目なんぞ気にもせず、ソースが垂れて来ようがファラフェルがこぼれそうになろうが、思いっきりガツガツムシャムシャ喰らうべし!飲み物はすっきりとミネラルウォーター!

それが正しいファラフェル道である。

にゃははっ。

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カテゴリー: ユダヤの暦, 月と太陽の傾き

日々是好日

先日からずっとヤセノヴァツについて書いてみたが、書いても書いても削っても削っても、なーんだかおもしろくない。書いてても読んでみても、重い。光が見えない。だから今年もヤセノヴァツについては、クロアチアの大統領や副大統領など国の政治家も参列するヤセノヴァツの式典は生中継で全国ネットで放送されるという、まぁどうでもいいこと以外、ブログではなにも言わないことにした。

ヨム・ハショア(ホロコースト追悼日)、ヤセノヴァツ追悼日、ヨム・ジカロン(戦没者追悼日)が続き、なんだか春なのに、だからちょっとだけ、気が重かった。そしてヨム・ジカロンの後はヨム・ハマツマウート、建国記念日。すなわち国民的バーベキューの日。あ、イスラエルでのはなし。ここクロアチアでもイスラエルとユダヤ関係の世界では追悼式も建国記念日のパーティも行われている。

今日も昨日も雨のザグレブ。エルサレムでは春先のペサハが終ると、もう初夏。これから11月ごろまで雨の一滴も降らずサンダル履きに半袖。だけどここはちがう街。頭ではわかっていても、長年そうしてきた体内クロックはオートマティックに初夏モードに変わった。あれ?あれ?なんでまだ寒いの?あれ?なんで雨なんて降ってんの?冬はもう終わったよ。もう自分でもおかしなくらい、カラダが戸惑ってる。

本当はもっと豪快に乗せたいコリアンダー。まだそれほど育ってないからをちょっとだけ添えたお米のヌードルスープ。知っている限りではうちの周辺ではお米のヌードルはイタリア産のこれぐらいしか手に入らない。ドラツで美味しそうだった新キャロットは葉っぱごと炒め煮。葉っぱの青い味が春の味。隠し味に、クロアチア産のりんごとエルダーベリー(接骨木の実)の瓶入りシロップで甘味と風味付け。

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カテゴリー: ヤセノヴァツ

春だから。

ヨム・ハショア、ホロコースト追悼日だった。ホロコーストを体験した人たちはもう80を過ぎた高齢者。ミロゴイ墓地内のユダヤ墓地に集まった参加者が去年よりも少ないような気がした。去年は参加できたけど今年はもう身体がきつくて参加できない、もしくはもう現世を終えてしまった人が多い。クロアチアのアウシュヴィッツと呼ばれるヤセノヴァツの跡地でも追悼式が行われ、セルビアから、クロアチアから、そしてその他のから遺族やそこを生き延びた人たち(この言葉よりもよい言葉が見つかりません)が参列した。今年は、ここに思ったことを少し書こうと思う。

現在のヤセノヴァツは、ただの原っぱだ。コンクリートむき出しのモダンアート的な「ヤセノヴァツの花」Eternal Return、永遠の復活を示すモニュメントが、でーんっとそこに立っている。大抵ヤセノヴァツで式典が行われる日は雨だったりして、まるで血か涙のように灰色のコンクリートに流れ落ちる雨のじわりと滲んだ様子に気が滅入る。原っぱに黄色いたんぽぽの咲くクロアチアに春が近づくと、ああ、ヤセノヴァツ、ホロコースト、とわたしはなんとなく、だから気が重くなる。

第二次世界大戦時に起きたことを伝える役割を果たしていないヤセノヴァツ。その過去を覆い隠してしまっているため、そこへ行く価値はそれほど見いだせない。日本やその他の国々でも覆い隠して来た、または隠したい過去があるように、ここでもまた政府はそれを隠したく、なかったことにしたい、なんとかうやむやにして闇に葬りたい、もしくは犠牲者サイドに責任転嫁をしたい、そんなところだろう。

そんな政治背景からヤセノヴァツの博物館館長は、ヤセノヴァツを作り管理し運営したクロアチアの人ではなく、多くのユダヤ人やロマ(ジプシー)と同じくそこに連行され殺された犠牲者であるセルビア人だ。やるせない。跡地に立つ小さな小さな博物館内には当時を知る展示物は皆無に近く、いずれの教育的な意味合いをまったく持っていない。そんなところでなにを知ることができるのか。ひとつだけ当時の事実を伝えようとしているものがあるとすれば、そこに保管されている分厚い3冊の犠牲者名簿だけかもしれない。

カテゴリー: イスラエル

「時の流るるスピード」の食い違い

クロアチア滞在のヴィザの関係で、かつての居住地であるエルサレムからわたしの「犯罪証明書」が必要となり、それを発行してもらうようにエルサレム警察署に申請したのが、えーっと・・・わたしの記憶が正しければ、ほんの3週間前。

なんてのはウソ。あれは去年の6月?・・・だったかな?もうよく憶えてない。とにかくその辺りにエルサレムに住む友人シギーにイスラエル大使館を通して委任状を渡し、彼女にエルサレムの警察署で代理申請してもらった。警察の方では3週間でクロアチアのイスラエル大使館の方に郵送するとの返事だったが、そこはエルサレム。もちろん、早くても3ヶ月ほどかかるのはわかってた。この犯罪証明書は、例えば米国のグリーンカード申請などでも必要だったのだが、申請人の過去10年間の犯罪の有無を示したもので、この10年滞在していた国から発行してもらう。

夏が過ぎて、ユダヤの新年ロシュ・ハシャナとヨム・キプールが過ぎ・・・。スコット、仮庵の祭りが過ぎ・・・えーっと、ユダヤのクリスマス、ハヌカが過ぎた。そして西暦の年も明けた。その間、何度も大使館に連絡し、大使館の係員もエルサレムに何度も連絡を入れたが、警察からの答えはお決まりの「そのうち、3週間ぐらい」から、これまたお約束の「紛失した」が続く。ついにペサハがやって来て、どうせイスラエルは連休でお役所仕事はすべてお休み。そしてようやく今日、書類が手元へ。いやもう、エルサレムのこういうの、慣れましたから(笑)。

が、こほんっ、

とりゃーーーっ!どんだけかかっとんねーーーーん!!!死海に沈めるぞーーーっ!!!って、・・・沈まんわい。

えー、
失礼をば。
でもやっぱり言わせてもらわんとね(笑)。

そして肝心のエルサレム警察からの証明書には、「Chika Okuwa、犯罪歴、ナシ」。あー、お代官様、まいどっ、公平なお調べを〜(笑)。ていうか、これくらい自分でも書けたようなウソっぽいペラペラの紙一枚(笑)。ま、警察署のスタンプが押してありますから、正規のものということで。でも提出先がクロアチアだから「過去10年の居住地」についてはけっこう融通が利く。もといイイカゲン。もとい、めちゃくちゃ。なので、この10年、住んでないけど国籍がある日本からでもよかったみたい。つまりカタチだけ(笑)。日本からだと2ヶ月で届いた「はず」←もうどこでも懐疑心でコチコチ(笑)。と、あー、長ーい「3週間」でございましたこと。

でもそれよりも、10年以上前に遡って、例えば、NYで、旅先のインドなんぞで極悪犯罪を犯してたら?・・・と思ったけど・・・ねえ?

カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録

かんたん春色パスタ

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KREM JUHA OD ŠPAROGA。このクロアチア版クノール、アスパラガスのクリームスープの素をレシピの半分の水で溶かし、クリームソースに仕立てる。それをパスタに絡め、軽く塩しておいたサーモンを混ぜてデキアガリ。簡単、スピードパスタ。この街の手頃なレストランのクリームソースもだいたいそんなものだヨ(笑)。少々インスタントっぽい味に思えるなら、本物のクリームを加えれば本格的な味に変身。このクリームソース、グラタン、お魚のソース、本物のクリームを使うよりも胃に重くなくカロリーも控えめ。なかなか便利。たまに食べる分にはケミカルな影響はあまり気にしない。

くーしが泣き止まない。ベランダから感じる陽気だけでは満足できず、暖かくなって若葉のキラキラする外に出たくてしょうがないらしい。うーん、困ったね。出してあげてもいいけれど、2階だからね、出たら勝手には帰って来られないし、夜中、朝方に出せって大騒ぎされてもこっちも困るから。でも彼に泣かれるのもつらいなあ・・・。

カテゴリー: くーし&たんたん, ユダヤの食卓

イスラエル味

エルサレムより、本日、ジャンクな救援物資到着。先日クロアチア人の知人がエルサレムに行くというので、シギーに彼女が去年の夏に来たときの写真のCDと去年の夏に発売したわたしのエルサレムの本を持っていってもらった。シギーからは

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ファラフェル味のビスリ(カリカリなスナック菓子)、激甘キャラメルポップコーン、タヒナ(練り胡麻)、ハルヴァ(アラブな練り胡麻のお菓子)、と、なぜか巨大サラミ(好きと言った記憶なし。笑)がお返しに。

クロアチア人の知人にはタヒナやサラミ、ハルヴァは重かっただろうに、申し訳ない。アメリカ系ユダヤ人が頻繁に行き来するエルサレムーNY間では運び屋(笑)にこと困ることなく、なにかに付けてNYのユダヤな知人たちからアメリカンな救援物資が運ばれて来たのだが、ユダヤ人口の少ないザグレブーエルサレム間はかなりその数が少ないのがヒジョー残念(笑)。

ビスリを開けると、たんたんが飛んで来た。おおっ?食べるの?ファラフェル味。カリカリカリ・・・美味しかったそうだった。サラミも欲しいというからあげてみた。これも美味しそうに食べた。よかったね、たんたん。懐かしい生まれ故郷の味が食べられて。くーし?なぜか彼は今回はぜんぜん食べ物にキョウミなし(笑)。で、わたしはというと。試しにちょいとサラミをかじってみたら、やっぱり速攻お腹を壊したのであーる・・・。

カテゴリー: ユダヤの食卓

Passover is Over

わははっ、むっちゃキュートなビデオ。

Passover’s over,
What am i going to do with all these Matza?!

過ぎ越しの祭りが終って、
残ったたくさんのマツァ、どないすんねん?

フリスビー
サメのつもり
ギターのピック
車のナンバープレート
コースター

などなど
20の「だから?(笑)」なアイデアが次々に出て来るわけですが、
とどのつまりはやっぱり食べたら?みたいな(笑)。

歌詞はこちら→ “Passover is Over” の続きを読む