カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録, 心と精神の浄化

haimishなパンな訳

さいきんすっかり日課となりつつある「パンらしきものを作ること」。ときにはピタだったり、ときには花巻だったり、またあるときは田舎風パンだったりする。

なぜかピザパンが食べたかった。ピッツァじゃない。野菜の甘みとあのふかっとした生地。10年以上も前に、リパリ島に里帰りしていた友人を訪ねたときに食べた、あの島の農家の野菜乗せパン。ブルックリンの片隅の、あの黒い服のパン屋でよく買った、シンプルだけど温かいオリーブが乗ったあのパン。

haimish bread
haimish bread

小麦粉とオリーブオイルと砂糖と塩、ドライイーストを混ぜてこねて寝かせて、そしてまたこねて伸ばして、それから野菜たちを乗せて熱々のオーブンへ。パンの、野菜の焼ける甘いいい匂いに包まれて、できたてのその物体、チョット前までは姿もカタチもなかったのに、すっかり目の前でひとつの新しい創り出されたものとなったその物体。単なるひとつのキッチンが、「家庭・home」になる瞬間。作ること。それらになにかの答えがあるようで、だから、好きなのかもね。

今日は冷蔵庫の残り物のお掃除。スライスした新タマネギに包んでおいしい塩をふって寝かせておいた生サーモンのスライス、マッシュルーム、赤パプリカ、パセリ、パリパリに焼いた香ばしいサーモンの皮。オリーブオイルとガーリックと塩。たったそれだけ。だけど、haimishな贅沢。ふかふか、旨い。ゆっくりと少しずつ、ニンゲンらしい時間の再認識。ザグレブ時間。

*haimish (ヘイミッシュ)=イディッシュ語でhommy, home like, 家庭的っていう意味。

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haimishなパンな訳” への4件のフィードバック

  1. 残り物? とんでもない。これが家庭料理。これがやりくりというものですよね。(笑)先週、娘が「お父さんと料理教室」で作ったピザを思い出した。あれは、確かにピザパン。(ちなみに米粉使用)いかにもホームメイドという。

    粉を練って型取り、焼き上げると思いもしなかった作品が目の前に。人間もそんなふうにいちどきに変貌・変身できればいいのに、そうは行かないから、面白くも哀しい。

    せめて、料理だけは魔法のように贅沢に手間を掛けたい時がある。自分のために。相手のために。ちょっとした癒しのために、ね。

    1. 寧夢さん。

      お父サンとの料理って、
      子供には記憶に残るんですよねえ。
      お母サンとは作ってあたり前、みたいで寂しいですが。

      ヒト、
      ねってこねてひねくってひねくられて、
      それで味が出ればしめたもの。(笑)
      あー、一度パンになってみたいかも。
      なんだかシアワセになれそうな気が。わははっ。

      料理はメディテーションでもありますなあ〜。

  2. 「なにかの答えがあるようで」って、すご〜く共感! 料理は短時間で形になってくれる、そして丁寧な気持ちをこめればどんなものでも必ず美味しくなるから、嬉しくなりますね。

    1. イエスタディ伊藤さん。

      お、さすがスリランカの台所な伊藤さん。
      美味しいものを食べる=しあわせなヒトとのしあわせな時間。
      彼の地のお料理は未知の世界。
      スリランカな食べ物の記事、待ってまーす(笑)。

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