カテゴリー: 月と太陽の傾き

life

電話の向こうでNYのI君も気落ちしていた。
いまもみんなジョニーの急死の現実が辛い。

I君とジョニーは幼なじみだった。
晩年はそれほど仲が良いわけでもなかった。
幼い頃に母を亡くしたジョニーは
その傷をずっと引きずって生きて来た。
それを知っているI君、
ジョニーの母を知っているI君。
そんなしがらみを忘れたかったジョニー。
だけどI君を見る度に、
忘れたい現実がそこにあった。

そんなこんなで、I君は、
もしかしたらジョニーは自分のことが憎かったのかもしれない、
そう言った。

そんなことあるもんか。
友だちの域を越えた兄弟みたいなもんや、
愚痴の一つや二つ、あって当然。
いろいろあるわさ。

そーかなー・・・。

そーやでー。
っていうか、考えんとき、そんなこと。
こころが痛むのはわかるけど、
考えてももうどうしよもないねんから。
I君が向こうに行ったら、その時、ゆっくりふたりではなしーや。

そやなあ・・・。

時々だけど、ああ、しんどいなあ。生きるって。
そう思う。ちょっとだけ。

子供のころ、
うれしいこと、感動したこと、いっぱいあった。
運動会、卒業式、入学式、初恋、失恋、
ドキドキ、ワクワク、ソワソワ。
ちょっと大人になって、
旅でであったたくさんの感動やストーリー、
好きな人とみた夢のメリーゴーランド。

あのふわふわした夢の数々はどこへ行ったのか。
あのドキドキワクワクはどうしちゃったのか。
ふと気がつけば、現実。
もうあの頃はちがう世界のはなしのように遠い。
これからも増えはしても減りはしない、老病死の三苦。
乗りこえなくちゃいけない、友の死、肉親の死、
そして自分の死。
ああ、それがいちばん簡単かもしれない。

ふへ〜。
それでも儚い夢なくしては生きられない。
そしてこれからも人生は続くよ。
さ〜て、がんばりましょうかね〜。
よっこらしょっ。

で、パンを焼く。
インド音楽にこころは現実逃避、
サントゥールの音色に
パンの生地をこねる。
こねる、こねる。
そしてこねる。
こころのそうじ、こねる、こねる。

焼き上がり、
いつもこんなふうに持ち上がっちゃうのは
なんでやろ〜? 
二次発酵時間が少なかった?
オーブンの温度が高すぎた?
ま、いっか。
今日のパンはクロアチア産のオリーヴペースト入り。

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life” への2件のフィードバック

  1. やっぱり知り合いの死は、どんな状況であれ
    どど~んと暗い何かが心の中に残りますよね。

    私も生きるってしんどいな~って思うことあります。
    お金持ちになろうとか、きらきら宝石を身にまといたいとか
    そんな欲望もないし、ただただ平凡に暮らせればいいのだけれど
    知り合いの死だったり、この不況だったり
    考えること思うことがありすぎて、飽和しそうですわ・・・。

    そういう時は、猫を抱きしめる回数が増えます(笑)。
    「この子達のごはんを買わなきゃいけない!泣き言なんていってられない!」
    って、奮い立たせております。。。

  2. チプサルママさん。

    ほんまにねえ、ぐら〜っ、と来ますね。
    あ、でもわたしもお金持ちとかそう言うの全然ないです(笑)。
    それなのに〜、ですよね。
    うちのニャン助たちはなかなか抱きしめさせてくれませ〜ん(涙)。
    オイオイ君たちはなんのための猫なんだ。みたいな(笑)。

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