カテゴリー: 不思議のクロアチア

大型ごみとジプシーとわたし

窓のしたではジプシーの子供が捨てられた古いタイプライターで遊んでいた。

エルサレムでは「大型ごみの日」なんてなかった。あったのかもしれないが誰もそんなもの気にもせず、やれ引っ越しだなんだと、道にぼーんっと古ぼけたソファーに古着の山があったりした。中にはまだまだ使えそうなものもたくさんあって、リサイクル気分。みんな欲しいものがあれば人目などおかまいなしに、いただきまーす。一度なんてきちんとアイロンのあたったEscadaのワンピースを拾って帰ったこともあった。京都では以前は大型ごみの日が決まっていた。二週間に一度だったか、月末だったかの指定日の前夜には通りに古道具と呼んでもいいようなすてきなものがたくさんあって、あれこれ拾って来てはリペアして使ったものだった。

ザグレブ。お高く保守的な街。古着屋やセカンドハンドショップはほとんど存在しない。誰かのお下がりなんて・・・プライドが許さない、らしい。そして大型ごみ。これがまたややこしく、エルサレムのように家の前の通りに出しておくなんてできっこない。市のどこかへ連絡し、日時と捨てる場所を指定され、料金を払って引き取ってもらう。なんとも面倒なはなし。なのでみんなどうしているかというと、建物の地下などの物置部屋にいらなくなった家具や粗大ごみを保管しているらしく、年に一回ぐらい来る無料の大型ごみの日を待つ。

その大型ごみの日がこの地区にやってきた。通りには昨日から大型ごみが置かれはじめた。大型ごみコレクターとしては見逃せないこのチャンス、ぐるりと見て回る。が、そう、まちがっても古道具とかアンティークとか、なんだか使えそうでワクワクするようなごみは皆無。正真正銘の「粗大ごみ」。ジプシーじゃないんだからーと一緒にいた友だちは恥ずかしそうでしたが、まあええやん、気にするなかれ。そう、そんなごみ情報をいち早くキャッチし、めぼしいものをかっさらってゆくジプシーたち。自分たちで使うものもあればリペアして売ることもあるのかな。いくら大型ごみコレクターのわたしといえども、彼らの縄張りを荒す気などないから大丈夫だよ(笑)。しばらくして窓の外を見てみると、その子もタイプライターも消えていた。

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大型ごみとジプシーとわたし” への2件のフィードバック

  1. いゃまぁ捨て方がダイナミック!散らかってるし。。。
    女の子はウチにタイプライタ持って帰って怒られたのか褒められたのか。。。
    ウチもガレージに粗ゴミ溜まる一方ですよ。そうそうマメに出せないもんねぇ~。

    アップデート見ましたョ!
    旅情たっぷりのドブロブニク♪♪
    ホントみずみずしいプリトヴィッツェ♪♪
    chikaりんの写真はどれも綺麗で見とれてしまうけど
    スライドショーでみるとひとあじもふたあじも違って、たまりませんわー。
    DVDにして出したら~~?って思うことしきり。

    これから寒くなる一方。。。お互いカゼには気をつけましょう。

  2. 寅や〜ん。

    バイクも寒い季節ね〜。
    ちゃんと防寒してちょ〜よ〜。

    わははっ、捨て方ね。あれから夜になったらもっとすごいことになってましたよ。廃材、山積み。いったいどこから出て来るのかと思うほど。そしてジプシーさんたちは大型トラックでぐ〜るぐるぐ〜るぐる、もう稼ぎ時!みたいな。あれですね、彼らは鉄くず集め。売るそうです。

    フォトウェブ、見てくれたんや〜。ありまと〜。DVDね〜、そういう手もありますなあ〜。メモメモ。寅やん、うちの企画部長に認定なり(笑)。

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