カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録

切ない、酸っぱいくら丼、無理矢理れーめん

どうも足のスネの皮膚炎が真っ赤っかでボロボロ、過去最悪状態にまで陥ったので、ついに我慢できず病院に行って来ました。ちなみにわたしは病院がキライです。病院というよりも、外科以外では西洋医学があまり好きではない。漢方や鍼灸、そういうものにヒジョーに興味がある。

などとうんちく言っていても埒があかないここは、東欧の片田舎ザグレブ。トラムに揺られ門をくぐれば70年代かと思うような簡素な病院。1930年代とか戦前の建物じゃなかっただけ喜ばねば。しかし中に入ると、あー、よかった、ちゃんと現代の空間でしたヨ、個人クリニック。「神経性皮膚炎です」といちおう病名と処方箋をもらい、受付で診療代をはらうと、

「これ、プレゼントですー、イスラエルの死海の塩ですよー、ソルトバスにどーぞー、うちの診察室の医療機器もすべてイスラエルからですよー」。

確かに、イスラエルの医療機器や器具は世界でもトップをゆく。イスラエルで仕事していた会社も医療系の翻訳なんかがメインの一つでもあったしね。そうかー、死海の塩はこうして無くなっていくのかー。実はこれも限りある資源なんてのは、あり難く頂いたプレゼントからは全く見えてこない。ぜひお見せしたい死海の塩くみ上げ工場の写真があるのですが、こんなものを見せていいのかと、なんとなく気が引けて出しそびれておりますですよ。

「すっごくストレスってますか?」と診察室でドクターに聞かれ、
「ええ・・・・、むーーーっちゃ、ストレスってますヨ」と答え、
「乳製品と揚げ物はだめですよー。ストレスを発散させるようにねー、
 診断と薬は出すけど、治癒は自己責任ですよー」と釘を刺され、

ストレス発散には和食!ですが、しつこいほどにここは東欧の端くれ。「和食」なんてキーワードだけでももうストレスですがな。しょうがないので、昨夜は「無理矢理れーめん」です。麺はパスタの一種で、まあこれがそこそこ麺の代用してくれます。キュウリは皮が濃く固いので(ほとんどズッキーニ・・・)皮を剥いて、焼き卵を細切りにし、リンゴ酢とお醤油、しょうが、ねぎ、ごま油はなし(高いから〜)、海苔。色合いもトッピングもちと寂しいのー。そして今日のお昼は鍋でごはんを炊いて、先日の酸っぱいIkuraを乗せてみる。うむっ、美味しいのかそうでないのか、もう文句など言わずにプツっ、プツっ、Ikuraを噛みしめる。

先日、NYのI君、アイザックのタティ(イディッシュ語でお父さん)が亡くなった。ここ数年アルツハイマーを患われ、もう80を越えていたこともあり、当人にとったら現世からの解放はそれはそれでよかったのではないか。残された家族はしばらくは辛いだろうけど。こんな時にメールというのもあれなので受話器を取るも、「How are you feeling?」なんて、なんて間抜けな質問、彼は父親を亡くしたばかり、元気なわけない。だけどそうとしか聞けずにいる自分がなんだか情けない。受話器の向こうでアイザックは思ったより元気で、タティとの思い出話に涙しながらも、ときどき冗談なんかも言ったりして。しかもその合間に「And, How are YOU?」とわたしを気遣う。泣けるなあ。近くに住んでいればシヴァ(葬儀の後の七日間、故人を偲んで友人や親戚が遺族の元を慰問するしきたり)に一緒に座り、彼のタティへの思いを黙ってずっと聞いてあげられただろう。ふがいない、頼りがいない友人で申し訳ない。

94歳になる祖母が今年は病院を出たり入ったりなどなど、ここしばらくなんとなく死というものが頭の片隅にあった。つい先日も「今から50年後、ここにいるうちらの誰もおそらくいないんやよねえ、20年後だってわからんぞ、いやそんなこと言ったら明日だってわからんねんで」と友人たちと話していたところ。そうなんだ。みんな生まれて、そして死んで行く。つい今まであった肉体がきれいさっぱり目の前から消えてしまう。不思議だ。そしてまた何事もなく月日が流れ、良くも悪くもすっかりみんな忘れ去られて時代は過ぎゆく。切なくも現実ってそんなものだね。はああ・・・・。それでもおなかはすくもんだー・・・。ぶつっ、ぶつっ、酸っぱいIkuraが妙に切ない。

広告

切ない、酸っぱいくら丼、無理矢理れーめん” への6件のフィードバック

  1. なんと!ストレス性皮膚炎ですかっ?!
    暑さと湿気もストレスの一因をなしてるんでしょうかねぇ??
    たしかに、和食っていうのはものすごい威力を発揮しますね。
    あたしも友達と1週間ほど供にしておりますると、それとなくストレスが溜まって
    きてて、ごはんをかきこみたい衝動に駆られました(爆)
    写真からするといくら丼、おいしそうでストレス発散に一役買ってそうですけど。。。 ツナとしょうゆで炊き込み御飯、これ簡単で意外に気分がアップします(笑) お大事にしてくださいねー

  2. いとへんさん。

    そうなんですって、ストレスから来る皮膚炎。
    って、むっちゃ人ごと(笑)。

    いやー、かけばかくほど悪化する、
    今回はさすがに参りました。

    突発性ごはんカキコミ症候群、わかりますー。
    ツナの炊き込みごはん!
    いやー、さっそく作っちゃお!!
    ありがとうございます〜♪

  3. ストレス性皮膚炎ですか。
    使ったこと無いけど、アロマオイル使うのはどうですか?
    香りも癒されるし、ハーブもよさそうです。

    中一の頃から、鍼灸師目指していたので、
    気持ちがわかるような気がします。

    いいメニューがあります!
    ごはんと、梅干と、海苔で、

    おにぎりー!!!!!!

    いっぱい作って、あまったら、焼きおにぎりや、
    それを、お茶漬けなんてのはどう?

    ピクニック気分で、いかが?
    遠足気分かな?

  4. こんばんは。お肌が荒れるのは痛いし・つらいですね・・・・
    そんな時は、祈るように手を合わして「気」を作り、患部に手を添えて暖めながら、「治りますように」と。すると、段々と良い方に向かいますよ・・・自分、「風邪」をひいています。毎朝、「咳」で、起きます「息、出来ん」と・・・呼吸器の病気を持ってる自分は「コンプレックス」です。「喘息」なんですが、幼少の頃より大分良くなってます。ですが、風邪になると、ひょっこり出てきます(ぅ~困るよ)で、ぢいちゃんみたに唸る(かぁ~っ)と。このときばかりは、「親父?」って思います。タンが切れないと「喉を唸って」る自分怖いっ・・・明日、病院に行く~と会社の皆さんにいいました。体力が落ちそうで「咳」は天敵です。
    手当て・・・子供の時、転んだりすると、親が「痛いの痛いの~飛んでゆけ」ってしませんでしたか?そして手を(患部に)当てて慰めてもらっていました。早くよくなりますように・・・
    イクラちゃんご飯~おいしそう♪~

  5. こんなん読んでなかったやん。
    辛い時は口に出しや、ブログに書きや。
    航空便で送れるもんやったら言いや。
    一応、聞くだけは聞いたるさかいな。
    送れへんかったら余計にフラストレーションが溜るかな。

  6. 皮膚炎な、僕も一昨年の冬になったで。
    僕のはストレスとちゃう、老人性乾燥肌が原因で痒いから掻く、血が出ても痒いから掻く、そこが感染する、そらあんた、めっちゃ汚かってんで、足だけやない、腕も腹も背中も尻も、ただな、手が届けへんとこはなってないねん。
    昨年はビタミンCを毎日2〜3000mmgも採ったらできんかった。
    病院では米エキスの入浴剤を教えてくれたけどパス。これはあくまで老人性痒い痒い病やさかいな、若いchika娘にゃ効かへんかもな?

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中