カテゴリー: イスラエル

グロスマンを読みながら(対話への対話)

久しぶりに「グロスマンを読みながら(対話への対話)」に、大黒さんからの投稿がありました。

「大桑さんの旅、わたしの旅、答えではなく」

2004年の7月に始まったこの「グロスマンを読みながら(対話への対話)」。イスラエルとパレスチナなどの問題を通して、葉っぱの坑夫の主宰者である大黒さんとわたし(大桑)の思考がランダムに交差しています。一年に数回のゆっくり更新ですが、これからももうしばらく続きますヨ。

広告
カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録, 不思議のクロアチア

サーモンと桃のサラダ。遠い道のり②

このWordPress、かなりブログとしての満足度は高いものの、一つだけあえて言うなら、投稿後に写真のサイズと位置が変更ができないこと。ひょっとしたらできるのかもしれないが、今のところどうしたらそれができるのかわからない。あんまり食べ物をでかでかと載せるのもなんとなく気が引けて・・・(笑)。

さて、ザグレブの台所ドラツ市場も季節ごとの旬の物が目につくようになって、また金曜の市場シリーズが復活しそうなしなさそうな(笑)。先週の市場には、すぐり、ラズベリー、ブルーベリーなどいろいろなベリー類、そしてすいか、もも、ぶどう、いちじく、どれも瑞々しくておいしそう(写真がなくてスミマセン。またがんばります。笑)。

そして本日のごはん。
暑い時にはサラダ。

材料:
レモンでしめたノルウェー産サーモン
マスのいくら(ってのもなんだか変な表現ですが)
もも(適当な大きさに切って。グレープフルーツでもグ〜)
ラディッシュ(スライス。葉っぱも一緒に食べましょー)
レタス(洗って手でちぎる)
ネギ(みじん切り)

ドレッシング:
レモン
オリーブオイル
ローズマリー
醤油
しょうが
はちみつ

目にも楽しげにカラフルに、これに赤パプリカがあるともっとよかったなあ〜。でも市場では赤パプリカ、けっこなお値段、今週はパス。

そして初めて買って開けるのを楽しみにしていたマスのいくら、サラダに乗せようとちょいつまんでみると、

・・・え・・・?あれ、うわっ、酸っぱっ!!しまった・・・腐ってる?!(あり得そうなとこが笑えません。笑)

金曜に市場の魚コーナーで買った時に、実はちょっと気になっていた、ふつうの鮭のいくらよりも薄いこのマスのいくらの色・・・。クロアチアの地物というから買ってみたのに〜。しかもこの小瓶、いくら100グラムで65クナ、1400円ほどですよ。毎度のことながら高いっ。

しかし瓶をよーく見てみると、マリネードとさりげない表記が。つまり、酢漬け、っつうことですな・・・。が、まさかいくらが酢漬けになっているとは夢にも思わず。まあべつに酢漬けでもおかしくないけどやねえ〜。これを炊きたてのごはんに乗せると美味しいのか不味いのか。この瓶の隣りにあったカリフォルニア産のいくらはほぼ半額、35クナ。次回はこれだな。

文化の溝が埋まるまで、まだまだ遠い道のりでゴザンスよ。
(とくに食べ物でのシッパイにがくーっとそれを実感するわけですな。笑)

カテゴリー: くーし&たんたん

はじめてのジャングル体験

毎日たいくつやなあ〜。

腐ってもヨーロッパの端くれ、ザグレブ。
建物の作りはしっかり、壁は分厚く、
扇風機やクーラーなしでも室内はヒンヤリ冷蔵庫。

しかし外は連日30℃を越し、街中は湿気で空気が重く、
所用で外回りの日はもう数時間でぐったり。
慣れないムッとする暑さに、必要以外は一歩も外には出たくなーい。
この時季のエルサレムよりもかなり過ごしにくい。

エルサレムにいた時もこれだけはつくづく感謝したが、
ほんと、暑くてもあの乾いたエルサレムは過ごしやすかった。
特に真夏の夜、サーッと窓から入り込む冷えた風が心地よかった。
テル・アヴィヴがどれほど都会であっても、地中海が手招きしても、
近年あの街に住めない決定打は、湿気、だった。
湿気、雨、底冷え、は日本でももう一生分、十分に体験した、と思う(笑)。

そしてそんな人間の勝手などとは別世界のこの猫世界。

「ねー、たんたん、外にはなにがあるのかな?」
「さー、くーし、なにかしらね?」

しっぽで会話なくーしとたんたん。

わかりましたよ、わかりましたよ。
あんたたちだけで裏庭に行っておいで。

“はじめてのジャングル体験” の続きを読む

カテゴリー: 勝手にレシピ備忘録

トマトはお砂糖で

一大事件です。冷蔵庫のトマトにカビが生えました。

さて、クロアチア。まだまだ化学肥料やテクノロジーの普及が追いつかず、素朴な味の野菜や果物。それでも今の30代の人に言わすと、子供のころはもっともっとおいしかったという。数年後のEU加入後もできればこのままでいてほしい。が、ムリかもしれない。

いつだったかエルサレムの自宅の冷蔵庫にシュークで買ったトマトを放置したまま、旅に出かけました。一ヶ月後に帰宅すると、そのトマトくん、before → after の変化は微塵も認められず、・・・つやつやのピカピカ。一体あたしはなにを食べているのだろう? ゾーッとして、それ以来エルサレムではトマトはあまり食べなかった。

イスラエルの果物や野菜も以前はとても美味しかったのだが、ここ数年で著しく質が下がり、じゃがいもなんかは油で揚げるしかないほど、まずい。イスラエルの農場で働いていた知人の話ではおいしい品は欧州などに輸出されているらしく、その農場で収穫されるライチは東南アジアに、じゃがいもはイギリスへ輸出。えーっ? ライチは東南アジアから、じゃないの? と耳を疑ったが、本当にイスラエルから東南アジアへ、らしい。その知人曰く、ロンドンのスーパーなどではイスラエル産の、しかも美味しいじゃがいもや果物が並んでいるという。エルサレムの庶民が口にするのはそれにあぶれた不味いものってことなのか。テル・アヴィヴのカルメル市場ではまだ美味しそうな品も並んでいるのだが、なによりも低価格を選ぶエルサレムはどうも野菜や果物の質はよろしくない。

ザグレブに来てから4ヶ月。まだまだ至る所でエルサレム感覚から抜け出せず、市場で買ったトマトも「どうせ何週間ももつしな〜」と一週間ほど冷蔵庫に放置しておいたら、おへそのあたりにぽつぽつとカビ。思わずニンマリ。いいやないの〜。農薬が少ないってことやないんか〜い。ぜんぶトマトピューレにし、ひとつだけ、ガラスのボールに分けとって、食べやすいサイズに切ってお砂糖をかける。青臭くて甘くて美味しい夏のデザート。

トマトはキンキンに冷やしてお砂糖に限るのよ。これ、うちのおばあちゃん、花枝さんが生前よくそうしていた。子供のころの夏休みと花枝さんの思い出。クロアチアのトマト、あの懐かしくお日様イッパイの味。

カテゴリー: 不思議のクロアチア

負けサッカー

なんだか電池切れ状態が続いています。
この暑さとムシムシさに、あー、しんど。

エルサレムでいつも履いていた皮ひものサンダルを履いたら、
ごっつう靴擦れ。なんでー???

花瓶にさした花が三日後にはそのままドライフラワーなエルサレム。汗をかいてもひゅーっ、蒸発、汗ばんだ足にサンダルの革ひもがくっつくなんてこと、なかった。うーむ、こんなちょっとした違いがあれこれ重なるといやー、なんだか参るなあ。疲れるなあ。

さて、先日トルコに打ちのめされたクロアチアートルコ戦(もちろんサッカーね)の夜と重なったザグレブの花火大会初夜。今夜も含め毎晩11時半頃にババババーンと連夜花火大会なんぞが行われるものの、電池切れで会場の池まで行く気力なし(行ったところで、日本の花火に勝る花火なし)。トルコに負けて悲しみ怒り狂う人(←冗談ではありません。だから、サッカー試合のある夜は勝っても負けてもコワイからお外には出ませんのよ(笑))に追い打ちをかけたようなかけないような、ババババー、たーまやー。そのサッカー熱に垣間見たクロアチア人の、有り余るエネルギー。それを仕事かなにか「生産的」なことに費やしたらどうよ?と、お節介(堪忍袋の切れそう)でいまだ限りなくこの国民性を楽観視する(してないか・・・?)ガイジンは思うわけですな。

そしてその翌日からはじまったサマーセール。捻くれてるわたしはセールなんてモノは信じません(笑)。もともとの値段がそもそもぼったくりなわけで、それをセールとかいって安くなったように見せかける。それでももちろん暴利を挙げているわけで、あー、やだねー。ま、これはイスラエルだって日本だってクロアチアだって同じ、商売なんてそんなもの。みんな生活しないといけないのはわかるけど。

が、このサマーセール。

そうです、

夜な夜なサッカー観戦に出かけ、酔っぱらって帰宅する夫たちに業を煮やす奥方たち。そんな不満をつのらせた彼女たちにもなにかエンジョイしてもらいましょうかと、あーだこーだどーだとこのあたり新聞で論議されていましたが、そんなワケもあってのセール開催(そうじゃなくても毎年サマーセールはあるんですが。笑)。うむっ、おもしろ文化なのか情けないのかよくわからない。

そして私事。
来月から受講予定にしていたザグレブ大哲学科の夏期集中語学コース。あれこれ事情があって、というか、ちょっと考えるところあって今回は受講しないことにしました。まあいいや〜(クロアチア人化しつつある・・・かも?)。

くーしとたんたん、エルサレムの旧市街で生まれ、ザグレブまで空を越え、ようやく一歳になりました。おめでとう。これからも仲良く暮らそうね。

カテゴリー: 不思議のクロアチア

闇チャリ屋さん

ザグレブに来て以来「おお、久々の自転車!」と、街の自転車屋さんを見て回る。思ったより街角に自転車屋さんが多く、マウンテンバイクの若い人やママチャリ(あるんですよ〜。笑)のおじさんも、ごくごく普通の風景の一部。

そうかー、自転車は普通にあるんだー。平地のテル・アヴィヴでは自転車もよく見かけたが、上がったり下がったり、いくつもの丘の街エルサレムでは自転車はそんなに一般的ではなかった。ザグレブ=自転車オッケー、元チャリダーとしてはかなり嬉しい。ヘルメット着用とかもとくに気にしなくてよいみたい。

が、ここはザグレブ。自転車だって、もー、むっちゃくちゃ高い。ざっと見た感じ、2000〜6000クナ。えー、45クナ=千円と考えて、4万〜13万。えーっと、別に純金仕様とかじゃなくって、普通のママチャリが4万??? 6か月前に政府関係の弁護士を始めた知人の初任給が日本円で8万ぐらいなんですが、・・・。しかも街の自転車屋さん、中古なんて置いてない。こんな高い物を買ったら盗まれるんじゃないかって、また胃が痛くなりそうだ。

が、ここはザグレブ。さー、コネが物を言います、フル活用しましょう(笑)。知人から「どーもその人、ドイツから自転車持って来てるみたいなんだよねー。ルートはわからないけどサ」いわゆる闇チャリ屋(笑)、なるほどー。そりゃそうだ、あの値段の自転車屋で「それじゃあ、これくださ〜い」って、わたしを含めた庶民が気軽に買えるわけがない。「でもね、誰も彼の名前知らないんだよね〜。フランス人のXXの友だちからこの電話番号もらったって言うんだよ、わかった?」アヤシさ倍増。ええ、わかりましたとも。が、闇チャリ屋、なんとなく、まだ連絡してない(←気が弱いわたし)。

とりあえずナイキの帽子とハーフパンツ、ええ、格好だけは買いそろえました。わはははっ。だって、しょうがないやん。いや、雨がちょっと止んで、むっちゃ日差しが強く暑かったのよ、昨日。今日は晴れるかなあ・・・。

*ブラウザ左横のコメント欄のシステムをちょっと変えてみました。こんな感じでRSS表示にするとコメントの内容がすぐにわかっていいと思うのですが、一長一短、リストに反映されるまで少々時間がかかります。しばらくやってみて不都合だったらまた元に戻しますね。

カテゴリー: 月と太陽の傾き

イェトーヴ、なんとかなるさ、

ドリアーナと街でお茶をした。
彼女もわたしとおなじくイスラエルからここにやって来て、
ただ今、誰もが一度は通る道、「ようこそクロアチアしんどい病」疾走中。

どうしてここの人は、他人の悪口を言うのがもう大好き好き好きなんだろう、
どうしてここの人は、陰口を叩きながらその人の前ではにっこり微笑んでおべんちゃらの連発なのだろう、
どうしてここの人は、いろんなアイデアを出しても「ネー(だめだね)」とネガティヴでずっしりと動かないのだろう、
どうしてここの人は、コネがすべてなのだろう、
どうしてここの人は、他人の足を引っ張ろうとばかりするのだろう、
どうしてここの人は、異民族を差別し排除したがるのだろう、
どうしてここの物価はバカみたいに高いのだろう、
どうしてここのインターネットは月額いくらで無制限じゃないんだろう、
どうしてここの携帯電話はこんなに高いのだろう、
どうしてここのシステムでは登録した医者にしか行ってはいけないのだろう、
どうしてここのイスラエル大使館はイスラエル人に対してそんなに不親切なのだろう、

どうして、どうして、どうして、
挙げればきりがないここは、だって、クロアチアだもん。ザグレブだもん。
東欧の小国、見事な発展途上国。動かぬこと山のごとし。
ここから見れば、イスラエルなんてもう大先進国。

だけどここにやって来てすぐの今が一番しんどくって、
だけどはじめの半年ぐらいが過ぎればきっと環境も整い出し、
「どうして」が「まあこんなものさ〜」に変わって、
まあここも悪くないんじゃないか〜って思えるはずさって、

まずはつべこべ言わずに、ここの言葉を覚え、社会にとけ込み、
そこから始まるよねって。
そこから自分に合ったもの、好きなもの、いいものをふるいにかけて行けばいい。
今はただできること、しなければならないことにフォーカスしぼって、
一歩ずつ行こうよ。
サー、レアット、ゆっくり行こう、
足を引っ張られそうになっても、
笑顔の裏の陰口にも惑わされず、

アズ、イェベセデー、
イェトーヴ、
レアットレアット、サブラヌット、
ヤッラ、バイ、
レヒットラオット、

馴染みの言葉。気心知れた友。
久しぶりのイスラエル感覚。
ここでの生活のエネルギー源。

わたしも周りもみんな疲れてて、ため息をつかない日はないけれど、
ネー、これぐらいで負けるもんか、みんな、がんばろーぜっ!
ユダヤじーちゃんばーちゃんたちとのインタヴューもクロアチア語でしたいから、
もうすぐしたらザグレブ大哲学科の語学コースに行くぜいっ。
久々の学生気分もある意味新鮮でいいやね。

・・・あー、胃が、痛いっ(笑)。
・・・あー、蒸し暑い。もう雨は勘弁してくれーっ。てるてる坊主を流行らそう(笑)。