カテゴリー: 月と太陽の傾き

書く殻破り、寝る忘れる、テント、

akiko sato
sklonište za osjećaje
(shelter for feelings)

Gliptoteka HAZU
Zagreb, Medvedgradska 2
5月17日ー6月13日まで

人には感情を表現するのが得意な人もいれば、そういう人よりもそれが何倍も難しい人もいる。わたしはいわずと知れた後者だ。今書いているとあるストーリーがあるのだが、難しいことなど一切書いてないのに、書くのが本当に難しい。というのも、後者のわたしは主人公の心情場面をことごとくすっとばす、そんなおかしな癖がある。だけどそれではストーリーは伝わらない。ちょっとは伝わるかもしれないけど。それでなかなか越えられない壁のような、そんなものにぶちあたる。自分とキャラクターをまったく別の人として分け、別人として心情を書く、それがいったいどこまで可能なのか、ガン、ガン、ガン、ぶつかってまたぶつかる。そうなるともう試験前の学生のように、あっちへこっちへと集中力が遊びに出かけてしまい、なかなか書くべきところに辿り着けない。だけど、その壁を超えられた時がスコーンッと気分がいい。・・・今回はまだまだそこに辿り着けそうもない。さー、がんばろう。

あれこれ書いていると、だんだん「森の中からは木が見えない」みたいな状態にもなる。なに書いてんだっけ?なに言いたいんだっけ?そうして煮詰まって、そこでちょっと頭休めに昼寝をする。でも、ゴロン、と横になっても頭は先ほどからの続きで止まらないエンジンのようにグルグル回転。そういう時に限って、なんだかおもしろい案が出て来たり、ちょっと気の利いた表現が浮かんだり、おー、いいなあ、あとでそれ書いてみよう、そして眠りから醒めるとそれがいったいなんだったのかもうさっぱり思い出せないいつものパターン。だけどベッドにコンピュータを持ち込むのはなんだかイヤなんだ。だったら紙とペンを置いておけばいいのだけど・・・。それもなんだかイヤなんだ。あとでちょっと後悔するってわかっていてもね。ま、人間わかっちゃいるけどやめられない、そんなものさ。

昨日、在ザグレブのアーティストakiko satoさんのエキシビジョンに行って来た。先週のオープニングにも招待されていたのだが、まさかそんなに時間ぴったりに始まり、午後2時に閉館するとは思ってもいなかったから、イスラエル時間で遅れて行ったわたしの前のドアはもうとっくに閉まっていた。およよっ。そこで昨日の夕方、もう一度Gliptotekaギャラリーに行き、ようやくakikoさんの作品とご対面。クロアチアの伝統レースを用いて作られたそのテント。白とグレーの空間にぽんっと置かれたそのテントの中は、海の底、体内、胎内、ずっとそこにいたくなるような安心感と沸き上がる想像力、意識、そんな空間だった。この中でなにかものを書いたらおもしろいだろうなあ。今日の夕方時間の空いたakikoさんとお茶をして伺ったが、ザグレブでの展示のあとはヨーロッパ諸国での展示予定だそうだ。こうしてままならぬ現世で一生懸命なにかを求め、今できることを表現し、生きている女性がいること、とても素晴らしいと思った。わたしも今できることを精一杯がんばろう。だってそれしかないのだから。

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