カテゴリー: 不思議のクロアチア

祝!ガス開通


おめでとう、ようやくガスが通った。

一週間とちょいのガスなし生活は思ったより不便ではなく、人間、何事も慣れてしまえばこんなものサ。シャワーも洗髪もお鍋に沸かしたお湯でなんとかなった。いつもはザーザー流しているシャワーだが、実際お鍋一杯のお湯で事足りるというのは新鮮で、やっぱりインドとタイの旅を思い出したのだった(笑)。改めてこうしてみると、日常生活になんとムダが多いことか。

なぜ一週間もガスがなかったのかというと、どうもアパートの建物全体でガス漏れしていたらしく(コワー)、建物全室のパイプを取り替えなければならず、一軒一軒の間取りに合わせてパイプをそこで切ってバーナーで曲げて、取り付けて、と大変な作業を配管屋さんがやってくれた。当初の予定ではこれに二週間かかるはずだったのだが、なかなかまじめで手際の良い職人さんたちで、一週間ちょいでやってくれたのはありがたい。

そして今日、ガス屋さんが来て、メーターをつけて完了。彼らも大人しくて礼儀正しい職人さんたちだった。なぜそれに驚いたのかというと、社会階級(と言っていいのかどうかわからないが)がはっきりしているエルサレムでは、ガスや水道などという職の人たちにはミズラヒ系が多く、下働きなどはアラブ人も多かったため、けっこう雑な人たちという印象だった。

しかしザグレブ。クロアチアでも一番のおすましメンタリティーな街だけあって、みな礼儀正しい。しかしこれがスプリットなどのダルマチア地方に行くとまた大阪風、イスラエル風になるのもおもしろい。

さて、バタバタと忙しく、外で写真を撮る時間がないので、本日は簡単クロアチア料理でお茶を濁す(笑)。ブレック(イスラエルではブレッカス)というパイ。パン屋さんにも売っているし、スーパーなどで生地を買って自分で作るもよし。今回はチーズとほうれん草で。ちょっと焦げたか・・・。

今日は雨降りのザグレブなり。

カテゴリー: 死海のお話

死海の補足

「死海」というキーワードでこのウェブにたどり着く人も多いので、これも書いておこう。

インターネット上には死海や死海商品について書かれたウェブがたくさんある。中には、海抜マイナス400メートルに位置する死海周辺には紫外線がまったく届かず、日焼けしない、死海の水は年中温かい、など、「・・・えっ?」なこともよく目にする。

そ れを書いた人は、商品売りたさで、きっと一度も死海へ行ったこともないのにそう書いたのだろう。しかし当然、それはまちがった情報だ。死海には紫外線も届 けば(どれだけかはカットされるらしいが)、あっという間にこんがり黒人になれる。でも日本人のアイデンティティを保持したい人は、夏場なら死海で浮く時 もTシャツなどを着て入るのがベスト。

死海の水温は、真夏の夕方は別として、どちらかというと周辺の暑さに反して水面はヒヤリと冷たい(水 中は水面よりも温かいが)。そして関西人のおせっかいついでにもうひとつ(笑)。死海の底は石や塩の結晶の塊がごろごろしているので、素足では岸から水中 に入るまで、ちょっと、いやかなりちくちく痛い。そういうのが趣味でない人は、 そのまま捨ててもいいズックやむかし流行ったビニールのサンダル(ビーサンだと浮いて抜けるので危ない)などを履いたほうがよいと思いますヨ。

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つのる疑問

女性に喜ばれるイスラエル土産といえば、困ったことに死海のコスメティック製品は避けられない。

今回、海外(イスラエルの外)に住む知人か らの頼まれごとで、エルサレムのダウンタウンにある死海コスメ専門店に足を運んだのだが、二十年ほど前までは死海製品といえばとある一社のモノが専売特許 のような感じで、そのマーケットのほとんどを占めていたように思うが、2008年現在では、その一社の他にも様々なブランドがあった。

頼ま れたA社のクリーム(ハンドクリーム、ナイトクリーム、デイクリーム)を買い、つらつらとその店内を見回した。バスソルト、パック用の泥、ハンドクリーム にフェイスクリーム、フットクリーム。いわゆる化粧品、エステ商品ならなんでもある。最近よく見かけるとある新しい製品にはブラックパール入りのものが、 イスラエルにしてはかなり洗練されたデザインのパッケージで販売されている。

それを少々手に塗ってみたのだが、個人的にはこれでなくてはな らないという商品ではなかった。それよりも、死海の成分はもちろんのこと、このブラックパールはいったいどこから来たのか。当然、生物のほとんど生存しな い死海ではなく、どこか他所からのものだ。このクリームに注入されるためにどんな裏があるのだろうか、そこに疑問が湧いてしまった。

死海の水位低下や陥没などは、ヨルダン川から流れ込む水量が減ったためとある説では言われているが、それが理由でイスラエル側の死海のほとりにあれほどの陥没は起きないのではないだろうか。それよりも、もっと他に重大な原因があると、そう思っているのだが。

A社のウェブを読んでみたら、湖(死海のこと)とその岸からミネラルを採取していると書かれていた。

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バビロンのほとりで


ラビ・イツハク・クックの言葉

“The righteous and pure of heart
do not cry out against wickedness,
They add justice.
They do not cry out against denial,
They add faith.
They do not cry out against ignorance,
They add wisdom.”

先日エルサレムで起きたイェシヴァ(宗教学校) Mercaz haRav での乱射事件。
まだ15、6歳の若い学生たちが現世をこういう形で去った。
乱射したのはこの学校で働いていたアラブ人運転手だ。

ニュースをみていて、
今あの街を出ていることで、
エルサレムを見捨てたような
エルサレムに見捨てられたような
なんとも言えないキモチになった。

詩編137:

「バビロンのほとりに座り、シオンを思い涙した。(中略)
エルサレムよ、もしわたしがあなたを忘れるならば、
わたしの右手を萎えさせよう。
もしわたしがエルサレムを思い出さず、
エルサレムをわたしの最大の喜びとしないならば、
わたしの舌を上あごにつけてしまおう。(後略)」