カテゴリー: 混沌の文化

シラミの先進国

ちょいと息抜き。

テヘランのサラさんのブログの「英語とフーンギャルムと」を読んでいて、そういえばエルサレムでも同じような失礼なことはよくあるなあと。こちらの場合は人々の血が熱いというよりも、単なる無知でしょうけどね。

たいていの場合、エルサレム人にとってはアジア人ならどこの国の人でも同じらしく、タイ、フィリピン、チャイナ、と道端でいきなり呼びつけられることが多い。一時期は「タイランディー!チャイナ~!チンチャンチャン」と、路上での冷やかしがあまりにもひどかったので、通りを歩くときにうつむいて歩く癖がついてしまったほど。こういう人たちは相手にしてもつかれるだけなので、なるべく目立たないようにと、道を歩くのがちょっとつらい気分だった。

そして最近ではよくタクシーで、こういう失礼な会話が多い。

運 「どこの出身?」
私 「ヤパン(日本)やけど?」
運 「ここに住んでんの?」
私 「左様ですが?」
運 「仕事してんの?なに?」
私 「してますよ、コンピュータ関係」
運 「はっはーん、わかったよ」
私 「なにがよ?」
運 「ヤパンよりこっちのほうがいいんでしょ?
   イスラエル国籍とパスポート取りたいんでしょ? 
   だってイスラエル、君の国よりもずっと先進国だしっ。ふっ」

な、なんですとー?日本よりイスラエルのほうが先進国?バカ言ってもらっちゃ困りますねえ。が、説明したところで彼らは往々に自己完結しているので「イスラエル国籍?イスラエルのパスポートなんて使えないものいらないってばっ、ふっ」と軽く笑って終わりにする。たいていはこれでぐうの音が出ないようで、黙り込んでしまう。が、東アジア=極貧、イスラエルは世界一というなんとも思い込みの激しさというか、お国自慢も愛国心が強いのもいいけれど、もう少し世界を見まわしてみたら?と言いたくなる。やはりエルサレム、学問の街でありながらも、大いなる田舎である。

仕事でパレスチナ地区へ出入りをしているイスラエル人の友人いわく、むこうのプロパガンダに洗脳されているパレスチナの住民たちの中には、イスラエルはまさに蜜の流れる花咲き乱れる桃源郷だと信じて疑わない人たちもいるそうだ。そういう限られた情報状況下でなら、イスラエルがどこよりも勝っている国と思ってしまうのは理解できないでもないけれど。

先日何気なく見ていたテレビで、小学生ぐらいの女の子をモデルに、なんとシラミ取りスプレーのような製品のコマーシャルを見てかなり驚いた。以前から小学生にシラミがいるとは聞いていたが、まさか、まるで蚊取り線香でも売るかのように、あたりまえに流れるそのシラミ取りのコマーシャル。いったいどこが先進国や・・・。

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