カテゴリー: 不思議のクロアチア

わかりにくい話し

クロアチアって、すごく人が穏やかみたいなイメージだけど、実際にそうかといえばそうでもない。第二次大戦時にウスタシュと呼ばれるクロアチアのナチや、ユーゴ紛争でも見られるように、なかなか激しい人たちだなあと思ったりもする。

だからどうしたという話しでもないけど、まあ思いつくままに、下書きナシで書いているので、あしからず。で、今でこそ、ユーゴ紛争当時とはちがってきたから、ユダヤの人もセルビアの人も、まあまあそれほど身の危険を感じずにクロアチアの街の通りを歩けるようになった。

とはいっても、アホな人はどこにもいつでもいるもので、2か月ほど前の安息日の夜に、ウスタシュを名乗るアホな人たちが、ユダヤの髭のラビを路上で脅すという事件もあったりした。ユダヤの人が通りを普通に歩くには、やはりキパなどは頭に乗せないほうが無難ではあるね。

シベニクという、なんともアウトローで灰色な雰囲気の港町がある。しかしなぜかしら、この街からは有名な俳優やら音楽家が育っていて、日本でも有名になりつつあるピアニストのマキシム君やら、ERのコバッチ先生(ゴラン・ヴィシュニッチ)もこの街の出身。

このマキシム君やコバッチ先生、どーも見た目がクロアチアっぽくない。どちらかというとセルビア系なのかなあと。ちなみにマキシム君はそれほどかっこいいとは思わん。コバッチ先生のほうがまだいいかも。・・・って、誰も聞いてないですね。で、マキシム君の苗字も、あのあたりのクロアッツ(クロアチア人)にしては珍しい。そこで、何代もシベニクの近くの町に住む知人に聞こうと思っていたところ、ユダヤの知人にとめられた。

うかつに聞いてはどういう反応が返ってくるかわからないから、やめたほうがいいよ、と。たかがマキシム君のことではないか~?と思いつつ、ああそうか。仮に有名なマキシム君がセルビア人だとすると、「クロアッツよりもセルビア人のほうが優れているって言いたいの?!」と、そういう流れになる可能性。

なかなか、あの紛争、そしてずーっとそれ以前からの民族差別、というか、そういうものがすごく深く根ざしている。反対にイスラエルだと、家族に犠牲者がいても、アラブ人についての話はタブーでもなんでもない。まあ、イスラエル人とクロアッツのメンタリティーのちがいも、かなりあるからね。イスラエルからクロアチアへ行くと、このあたりを心に留めておくのに、いつも少々のタイムラグがおきるのが、どうもよくない癖だなあ。

やはりあの土地は、ティトーのユーゴスラビア時代がよかったんだなあ、きっと。

葉っぱの抗夫の大黒さんと書いている「グロスマンを読みながら」で、春にちょこっとだけ触れているので、興味がある&暇じゃー、なお方はどうぞー。⇒『マイノリティー・リポート』

<ノート> クロアチア人=クロアチア国民ではない。クロアチア人=クロアチア民族(クロアッツ)。クロアチアに住む人々:大多数がクロアッツ(カトリック教徒)。少数派として、セルビア人(主にセルビア正教徒)、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)、イタリア系の人々、他。

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