ドヴェルチェ・パレスの午後

トラコシュチャンのお城よりも美しかった。

イリツァ通りから世界一短いケーブルカーでゴルニ・グラドの一郭へ。その屋敷に一歩足を踏み入れれば、窓から見下ろすザグレブの街並も、いつもよりも美しく見える異空間。

(写真は携帯のカメラ。あまりキレイじゃないのが残念)

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空色、桃色、木彫り、天使の天井画、それぞれの部屋に施された贅沢な飾りの、ヴェルチェ・パレスでランチパーティー。ひっそりと静かな奥の小さなティーサルンは桃色シルク、ふわふわ綿菓子夢空間。窓からは赤い屋根と柔らかなブルーの空。三部屋続きのビュッフェ。キラキラ、シャンデリア。

パーティーも終り人々が去ったあと。午後の日差しが心地よい大広間のソファーに腰掛けた。すると、かつてのここでの日常のワンシーンのように、若い給仕の男性が『マダム、どうぞ』。はじけては消えてゆく夢の泡。うすい琥珀色のシャンパンを差し出した。

いいね、たまにはこんな午後の過ごし方も。

さーてと、現実に戻りますか。

***

ドヴェルチェ・パレス(Dverce Palace)。ザグレブのアッパータウン、ゴルニ・グラドのロトルシュチャク塔(Kula Lotrščak)にかつてかかっていたドゥヴェルチェ橋の隣りに18世紀に建てられ、1912年に当時のお館様クロティルダ・ヴラニツァニー夫人によってザグレブ市に寄贈された屋敷。残念ながら一般公開はしておらず、昨日のような市民名誉賞の授賞式など市の公式行事のみに使用されている。写真は上から2番目、ザグレブ市長(再選なるか?!)。上から5番目、お館様。フヴァル島出身で大富豪となり、1848年、クロアチア初の財務大臣に任命されたAmbroz Vranyczanyの娘クロティルダ・ヴラニツァニー (Klotilda Buratti-Vranyczany)夫人。上から7、8番目、昔使われていた陶器製のストーブ(kalijeva peć)。

もうそんな季節

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こないだ、のりで紙ナプキンをはっつけて作ったコーヒーテーブル、子供用椅子、小物入れ。ようやくニスを塗って完成。ちょっとアンティークな感じになりました。2月に作った大きめの小物入れは紙ナプキンが破れたので(犯人たちは言わずと知れた・・・(笑))また今度、直してから。

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ザグレブの春の味、ワイルドオニオン(行者ニンニク)と塩をしておいたサーモンとたまごのチャーハン。旨いっ!これでワイルドオニオンはまた来年までサヨウナラ。今年は昨年みたいに餃子にする時間なしでちょっと残念。

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ドラツの花市場で買って来たプランターと土。ベランダに置けばくーしとたんたんのベッドに。彼と彼女、まったりお昼ねタイム。イッショに入れるサイズがなくてごめんね。でもときどき土を前足でかき出すのはなぜかな〜?まあ掃除すればいいだけだからいいけんやどね。

ザグレブは昨日雨が降って、気温が一気に下がりました。涼しい感じの一日。ユダヤ界では今夜からシャヴオットのお祝いですな。もうエルサレムは夏ですね。

暑いわー、ほんまに。

暑いー・・・。ジメジメするー。
湿気がー・・・。あかんわー。

と思っていたら、
どうもカラカラのエルサレムと比べるから湿気を感じるらしく、
日本から来た人たちにとってはあまりじめじめでもないらしい。

それでも、
連日30℃近いザグレブ。
やっぱり暑いわ。
ザグレブから高速で一時間ほどのシサクという街では、
昨日だったか、連日の暑さのため4人が亡くなったそうだ。
うーむ。
どうなってんの、欧州の気候。
でもそういえば、
先々週だったか、
エルサレムの友人から届いた携帯へのメールでは
ちょっと寒いんだよね、と。
この時季のエルサレムで寒いなんて、あり得なかったことだ。
ほんと、どうなってんの?

今日は映画祭の上映映画を2本みた。
午後12時ごろに自宅から10分ほどの会場に歩いていったが、
あー、アツッ。
エルサレムと比べても比べなくてもやっぱり暑いもんは暑い。
映画はどちらもあまりおもしろくなかった。
3本目は夫に先立たれたアラブ女性たちが
閉ざされたアラブ社会でピクルスを作るドキュメンタリーだった。
友人たちがまだみるというので、ちょっとだけみて、
やっぱり帰宅。
ん?なぜユダヤ映画祭でアラブ女性のドキュメンタリー?
・・・わからない(笑)。

ユダヤ映画祭3

ザグレブで催される数々の文化イベントのオープニングは華々しい。副大統領など各界の著名人の顔ぶれで日曜の夜7時、古きよきロマンティックな劇場風の内装が美しい映画館キノ・ヨーロッパにて、今年もまたJewish Film Festival Zagreb(ザグレブ・ユダヤ映画祭)が開幕。今年で第3回目。

2009年アカデミー賞短編実写賞作品『Toyland』で幕開けした今年のテーマは「戦時下(第二次大戦下)の子供たち」。昨夜の上映は『The Boy in the Striped Pajamas(縞格子のパジャマの少年)』相変わらず重いなあ。

まあ表現したいことはわかったけど、と10分ほどで展開する『Toyland』。そして、だから?・・・なパジャマの少年映画。予告編はかなりドラマチックだけど。この映画だけでなく、誇張されたストーリー、お涙ちょうだい展開、なにが言いたいのかわからない結末。いくつものホロコーストをテーマとした映画を何年もに渡り観過ぎたせいかわからないが、もう、そんな映画たちに「だから?」で終ってしまうことが多い。でも、昨年はけっこう興味深く観ていたんだなと昨年の映画祭の感想を読み返してみて気がついた。やはり作品によるってことかな。

オープニング後は、映画祭のゲストでイラク系イスラエル人ミュージシャン、 Yair Dalal(ヤイル・ダラル)のコンサートへ大聖堂そばのホールへと移動。砂漠とらくだと、アラブ語アラブメロディーと、アラム語とヘブライ語と。久しぶりの中東ムード。

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コンサート終了後、友人のM女史と深夜のお茶タイム。なぜユダヤ映画=ホロコーストになるのか、他にもユダヤ関係の映画はあるだろうし、ジョーク好きのユダヤのコメディー映画だっていいじゃない?そうなのよそうなのよ、もうホロコーストはひとまずあっちに置いて、よね。そんな会話。あまりにも根深いユダヤ=ホロコーストの欧州。そろそろそのイメージとアイデンティティを彼ら自身が拭いとらないといけないのでは。

オープニングとコンサートで久しぶりにルスティグ氏(アウシュヴィッツからベルゲン・ベルゼンを生き延び、ハリウッドで『ハンニバル』や『シンドラーのリスト』などを手がけ、オスカーにも輝いたクロアチア出身の映画プロデューサー)に会う。彼から聞くハリウッドのゴシップなど、それはそれでまた楽しいですな(笑)。彼と一緒の写真を載せようと思ったけど、やっぱりそれは思いとどまりました(スミマセン、自分の写真を載せるのが躊躇われるので)。

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